知財活性化提言~その121:守りの経営で本当にいいのか?

 

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「後藤さん、私は外部の支援は一切
受けないようにしているんです。
ホームページも作っていません。
外から変な電話ばかりかかってきて
仕事にならなくなるんですよ。」

これは、企業力評価の仕事で
ある会社にヒアリング訪問した際に
その会社の社長がおっしゃっていた言葉です。

そのときには、私は客観的な評価の仕事
だけでしたので、特に社長にはアドバイスを
いたしませんでしたが、率直な感想として
「これ以上会社の成長よりも、内側にこもって
守りに入っているな」という印象を持ちました。
実際、この会社は経営状態が悪く
借入金に依存し、今年も運転資金を金融機関から
借入せざるを得なかったようです。

改めて、世の中にはさまざまな企業と
さまざまな考えの経営者がいることに気付かされます。

ただ、成長を望まず「守り」一辺倒に
入っている会社は、事実上衰退の一途をたどっている
ことも否定できません。
このような会社で本当にいいのか?
素朴な疑問がわいてきます。

例えば、上述の会社と同業種の会社でも全く
新しい分野に取り組み、特許を取得し
活用している会社もあります。
経営者のビジョン・考え方が
「攻め」か「守り」かだけでも
企業の姿は全く変わってくるのです。当たり前ですね。

知的財産はあくまでも「ツール」ですから、
全ての企業に使えるとは限りませんが、
少なくとも「守り」に入っている企業では
全く持っていないか、持っていても使えない
特許ばかり保有していることが圧倒的に多いです。

繰り返しますが、今の時代、「守り」だけでは
事実上衰退していくことと同じです。
世の中の進歩・進化を超える進歩をしなければ
成長はできないのです。

親から引き継いだ会社を自分の代でつぶしたくない。
自分は営業が苦手だから外に出ず工場内で仕事したい。

いろいろ理由はあるでしょう。
でも、進歩をし続けないものに待っているのは何か?
あえて書きませんが、わかるはずです。

「守り」に入っている経営者様、考えてみてください。
停滞は後退と同じ。
守りは衰退と同じ。
それをせず進歩するためにはどうすべきか?
知的財産は使えるか?

経営者自らが決めて、行動してください。