知財活性化提言~その123:ルールを守るのは知財活用でも同じこと

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ここのところ、大手製造業の
不祥事が相次いで報道されています。

日産自動車やスバルの、無資格者が
検査をしていた事件、
神戸製鋼所での、強度データ改ざん事件。

かつて輝きを放ち、「日本の政治は三流でも
経済は一流」と言われていた時代とは程遠く、
日本製造業の凋落ぶりを如実に表していると
ともに、社会的ルールとは別に企業内での
違法行為がまかり通っていたことが
明るみになったのではないかと思います。

これに関連し、弁理士という資格を持っている
立場から考えたいと思います。

私のように特許を扱う世界でも、無資格者が
特許出願の代理をすることが問題に
なっています。
4年ほど前には、行政書士が無資格で商標出願の
業務を行い、逮捕されています。
また、昨年は長野県で、企業の元知財担当者が
弁理士資格がないのに特許出願業務を請け負い
逮捕されています。

生き馬の目を抜くこの世の中で、儲けるためには
違法か合法かすれすれのところを通らなければ
ならないことはあるかもしれませんが、
仕事ができるから、儲かるから、時間がないからといって
ルールを無視することは許されることではありません。

また、いったん地に落ちた信用を回復するのは
そう簡単にできることでもありません。

資格が必要な仕事は、有資格者にちゃんと依頼する。
仕事ができる人ならば、その証として必要な資格をちゃんと取得し、
企業側はそれを支援する。

もう一度、当たり前のことを当たり前にやることが
必要なのではないでしょうか。