知財活性化提言~その124:ターゲット顧客の絞り込みと知財活用

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「後藤さん、この商品は将来、
全世界のすべての人に使ってもらえるはずなんです。
ですから、ターゲット顧客は全ての人ですね」

これは、先日ある方の紹介で
新製品の販売をされている方とお会いし、
ターゲット顧客が誰かを聞いたときに
その方が仰っていた言葉です。

その製品は抗菌剤をブラシに特殊な方法で練りこんだ
歯ブラシで、歯磨きをつけることなくブラッシングができ、
価格は高いが半年以上効果が持続するというものです。

私と、その方をご紹介いただいた方にとっては
「全ての人がターゲット」をいうことはあり得ず、
本当に買っていただける顧客の絞り込みが必要であることと、
その顧客に対し保有している特許技術を
どう活用してブランディングしていくかがポイントで
あることを話しました
(あまり納得されていないようでしたが・・・)

個人的には、全世界全ての人に受け入れられ
勝ってもらえる商品はこの世にはありえないと
思っています。
価格、性能、特徴他、いろいろな面で
「これがいい」と思う人と
「これは私には合わない、買わない」という人が
現れるのが当然だからです。

特に、歯ブラシのような日用品は
基本的に「使い捨て」感覚で使うので
安いものをどうしても優先して購入してしまうのが
心理かなと思います。
その壁を破り、「高価格だが品質が良い、長持ちする」
というだけで全ての顧客に受け入れられるとは
考えられません。

したがって、このような商品を本当に必要としている
人はどんな人なのかを徹底的に絞り込んだうえで、
その人たちに対しどんな方法でアプローチし
商品の良さを分かってもらって購入意欲に
繋げてもらうか。

そこに特徴がある特許技術があれば
どうやって盛り込んでいくか。

セットで考えなければなりません。

顧客の徹底的な絞り込みと知財活用で
本当に買ってほしい人にアプローチしていきましょう。