知財活性化提言~その140:知財取得と活用の前提~「聴く」

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「ライセンス交渉をする上で、注意することはありますか?」
「意匠出願をしたいのですが、先願と一部が同一でも
意匠登録できますか?」
「特許出願した後、販売開始するまでどのくらい期間が必要ですか?」
「パテントマップの作成について教えてください」
「製造中の製品の構造を変えたいのですが、
取得した特許はそのまま使えますか?」

これらは、支援させていただいているお客様からの
ご質問のほんの一部です。
知的財産と一口に言っても、企業によってとらえ方、
使い方は異なりますし、知的財産取得の狙いも
変わります。
それぞれに対し、わかりやすい表現で説明を
心掛けていますが、どこまで実践できているか
は結果で示すしかないかと思っています。

知的財産を専門に仕事をしている者にとっては
当たり前のことでも、
今まで知的財産に関わったことがないか、
あるいは1件特許を出願しただけという会社にとっては
質問事項がたくさん発生することは
容易に想像できます。

例えば、パテントマップの作成一つをとっても
その目的・用途が違えば違うパテントマップを作成
する必要があり、その作成方法も様々です。
一言で済ますことができる話ではありません。

その際、私が大事と考えていることは、
お客様の話を「聴いて」、
その意図と知りたいことを的確に把握することです。

以前、このブログでも話したかと思いますが
「傾聴する」ことがアドバイスのスタートです。
これは、コンサルタントに限らず、お客様を相手に
仕事をしている業種では必須ですね。

そして、お客様ごとに
きめ細かくアドバイスし、正しい方向へ
誘導するお手伝いをすることが第一と考えています。

何が言いたいかというと、
中小企業が知的財産の活用を考えるときにも
活用の先に存在する顧客の声を「聴く」ことから
スタートしないと、意味のない知的財産取得と
活用をしてしまいかねないということです。

中小企業の最大の武器は
「機動性の高さ」と「きめ細かい顧客対応力」にあります。

知的財産の活用の前提も、
この武器を強めることにあるとすれば、
必要な知的財産を取得する前に
顧客の声を「聴く」べきです。

顧客の声を聴き、それを解決するためのツールとして
知的財産を取得し、活用してください。