知財活性化提言~その148:知財活動を定着させるための体制作り

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「後藤さん、特許出願をした時点で
審査は進むものだと思っていました。
後藤さんに電話してよかったです。
すぐに審査請求をしてください。」

これは、あるお客様に別件で
電話をし話をした際に、そのお客様が
仰った言葉です。

そのお客様には以前、半年だけ
知財戦略構築の支援をさせていただいた
ことがあり、その後1件特許出願の
代理をさせていただいたのですが、
特許は審査請求をしないと審査が進まない
ことをご理解いただいていなかった
ことが上述の言葉で明白になりました。

上述のことは何を物語っているかというと、
半年という短期間で、知財戦略の構築と
それを実行できるノウハウの構築は
無理であるということです。

もし知財活動の中で、特許出願から
特許化に至る流れを理解し、審査を受けるために
どのような行動を起こせばいいかが
(社長でなくても社内の仕組として)定着出来ていれば、
上記のような言葉を発することは
なかったはずです。

私の支援メニューでは、知財活動を
社内に定着させるためのプログラムは
最低2年かけることにしています。

なぜかというと、知的財産の活用という
いわば特殊な領域の業務を理解し、
社内の商品開発やライセンス活動の中で
知財活動をリンクさせて行動するには、
2年間かけて定着させないと
一度学習したことでも忘れてしまうからであり、
たとえ社長が忘れていても、担当者が
気付いて社長に報告と提案をし
早期に特許化するシステムを社内に構築する
には、2年間という期間が最低必要だから
なのです。

正直、上記の会社は今後も商品開発を
行い続けていく上で、非常にもったいない
ことをしています。すぐに成果が出なくても、
もし知財活用が自社の事業発展の中で
必要と考えられるのなら、時間をかけて
土台を作り、仕組を創ることが
大切なのです。

基礎さえしっかりできれば、定着はできます。
社内に、知財活用の根を張ってください!