知財活性化提言~その152:永続する会社の「強み」と知財

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「後藤さん、当社には強みといえるものがなく、
強みを作るために新たな技術開発と製品化を
しようと考えたんです。何とか成功したいんですよね」

これは、あるお客様と事業計画の相談をしているときに
そのお客様がおっしゃった言葉を要約したものです。

その会社で新たに開発した製品を事業化し、特許取得するに
あたり、事業計画の策定の支援をさせていただくことに
なったのですが、上述の通り、
その会社には「強みがない」という風に考えて
おられるということでした。

また、ある会社で経営力評価のためのヒアリングを
させていただいたときには、
「うちにアピールできる強みなんてないんだよね」
という風に社長がおっしゃられていました。

これらの言葉の中には、多分に謙遜も含まれているかと
思いますが、
もし本当に「当社には強みがない」と
考えておられるとすれば、そこはちゃんと検証する
必要があります。

両社は、少なくとも30年以上は永続している会社です。
そのような会社が、果たして何の強みも持たずに
生き残ってこれたでしょうか?

強みは当事者には「見えていない」だけで、
必ずあるものです。なければ生き残れるはずがありません。

その強みを明確にし、強みを生かして
事業を展開し、成功に導くための羅針盤。

これが、事業計画です。

そして、その中で知財取得と活用が有効であれば、
事業計画に知財戦略を盛り込めばいいということに
なります。

それもこれも、自社の強みを把握しているからこそ
できることなのです。

「当社には強みがない」とお考えの経営者が
もしおられたら、一度第三者に聞いてみてください。
また、自社の行っている仕事のやり方や
製品を話してみてください。
必ず、「それってすごいですよ」「それ、貴社にしか
できないことじゃないですか?」という
ものが見つかるはずです。

「強み」は必ずありますよ!