知財活性化提言~その156:国等の支援策活用を「目的化」しない

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去る6月29日(金)に、中小企業庁が
2つのものづくり関連の支援事業の
採択結果を公表しました。

1つは、「平成29年度補正予算 「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金」」
、もう1つは「平成30年度予算「戦略的基盤技術高度化支援事業」(通称 サポイン)」です。

事業の具体滝内容は省略しますが、
私がコンサルティングをしている会社で
サポインの申請をしており、
6月29日に打ち合わせをしている途中に
サポインの結果がインターネットで公表されました。

結果を知った後、一時は会議室内が非常に
重苦しい空気になったのですが、
その後、社長から
「この事業は、サポインに採択されるか否かに関わらず
継続する。当社の柱にする事業だから」
という一言で、全てが動き出しました。

改めて、この会社の社長の決意を
垣間見た思いです。

中小企業庁や特許庁は、
いろんな支援事業によって中小企業の
サポートをしていますが、
中には、そのサポートをはき違えて
「補助金を得ることそのものを目的化」
している企業もあるやに聞きます。

上述の社長の言葉のように、
自社の「柱」を作り、成長することが
本来の目的であるはずが、
「補助金を得ること」で当座の運転資金を
賄う(やったらいけませんよ!)とか、
補助金がもらえるから何か事業を考えようという
逆の発想をするとかは
もってのほかです。

自社の将来を考え、地に足をつけて
事業を構築している経営者には
確固たるポリシーがあり、社員も
ついてきてくれています。

まず事業の実施と成功があり、
そのための手段として補助金を活用するんです。
当たり前の話です。

そのための支援なら私も惜しまずさせていただけます。

国の支援事業の意味を知り、
自社の成長につながるかどうかを考え、
採択されるような申請書に仕上げる。

この手順、忘れないでください。