知財活性化提言~その161:難しい課題こそ冷静で客観的判断を

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「後藤さん、この機会に
社内における自社の知的財産の
価値をわかってもらいたいと思っています。
是非、客観的な視点での
アドバイスをお願いします」

これは、先週ある会社にて
「知財キャラバン」事業として
行っているコンサルティングの
第1回ヒアリングで、その会社の
開発のトップがおっしゃった言葉です。

「知財キャラバン」事業とは、
日本弁理士会が中小企業に対し
最大3回まで、無料で知財活用における
戦略提案やアドバイスを行い、
サポートする事業のことです。

第1回ヒアリングにおいて
様々な課題が浮かび上がってきたことから、
まずそれらの課題を整理し、
解決策について一緒に検討する
こととなりました。

さて、知的財産の「客観的視点」
とはいったいどういうことか。

例えば、
・将来、事業化することを想定して
特許を取得したが、本当にその特許は
取得する価値があったのか?
・他社に製造や販売委託するにあたり、
対象となる知的財産の価値(ライセンスロイヤリティ)
はいくらで考えたらいいのか?

等々、課題に対して客観的に
判断すべきテーマはいろいろあります。

私は、「冷静かつ客観的に判断する」
ということをいつもお客様にお伝えして
いますが、これはとりもなおさず、

・判断に必要な情報を集める。
・その情報をもとに、知的財産の必要性や
価値を、法知識や今までの経験を活用して
導き出す。
・導いた結果を、わかりやすいように見える化する。

このステップを踏むということで
対応しています。

案外難しいことです。場合によっては、
その企業に対し厳しい現実をつきつけることに
なる場合もあります。

しかし、その現実を受け止め、事業に活かすかどうかは
その会社の経営者次第と考えています。

本当は、そのような客観的判断ができる人が
社内で育てることができれば、組織は
さらに強くなります。

「客観的視点での判断」をすること、
大切です。心に留めておいてください。