知財活性化提言~その183:「尖った」特徴を生み出すための技術開発を

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「ご作成いただいた資料、かなりこなれてきましたね。
でも、まだメリハリがありません。
課題を一つに絞り、その解決策をもっと掘り下げて
具体化して書いていただいた方がいいと思います。」

これは、現在私が補助金申請の支援をしている会社が
あるところに申請書作成のアドバイスを受けた際に
アドバイザーからいただいた言葉です。

当初、その会社が自分で作成していたときよりは
研究課題も明確になってきて、わかりやすくなったのですが
さらに具体的な解決策の提示をし、それが
その会社独自の強み(技術)に加え、さらに
外部と連携し技術力の向上に繋がれば
社会に貢献できる技術が生まれ、製品が生まれる
ということです。

これは、新規の特許を出願するときにも
言えることで、
私たちがお客様から特許の出願相談を
受けた際には、その技術内容を掘り下げ、
他分野への用途はないか、技術を少し視点を変えたら
こんなこともできないか等も考えながら
ヒアリングを行っています。

製品やサービスの最大の特徴(=他社にはない特徴)
を生み出すためには、
その特徴の障壁となる課題を解決しないといけないことは
いうまでもありません。
つまり、従来の技術ではなし得なかったことを
新しい技術で解決するということです。

それは、ゼロから生み出すということではなく、
例えば従来ある技術を、全く違う分野に利用する
ということでも構わないのです。
その場合であっても、いろんな課題が生じるはずですから
その課題を見つけ、掘り下げて一つずつ解決するという
地味な作業が必要となります。

お客様に喜ばれる「尖った」特徴を一つ見つけ、それを解決する
ための技術を開発する。
非常に難しいですが、やりがいのある仕事ですね。