知財活性化提言~その184:多面的発想で自社技術を「思想」にする

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「後藤さん、このシステムは将来AIを活用して
進化させることができると思います。
1年半後に公開されることを考えると、
その時の技術進歩も見据えて特許に盛り込む
必要があるということですね」

これは、先日打ち合わせをさせていただいた
会社にて、その社長様が
私におっしゃった言葉です。

その会社で展開をされようとしている
ビジネスモデルを何とか知財化して
参入障壁を構築できないかという
相談から、一度先行技術調査をした上で
打ち合わせしようということで
その調査結果をもって打ち合わせをした中で
おっしゃった言葉でした。

私からは、「現在行っている技術だけでなく
今後導入が可能な技術も含め広く記載した方が
権利範囲は広くなり、他社参入は難しくなる」
旨アドバイスさせていただきました。

技術者の方によくありがちなのが
「自分の技術に自信がありすぎるあまり、
他の展開例を考えようとしない」という
ことです。

特許は技術「思想」なので、例えば
実施形態が一つだけだと、「思想」の広がりがなく
権利範囲も限定的になってしまう可能性があります。

特にAIに関する技術やバイオ関連技術等は日進月歩ですから、
今の最新技術が1年後には陳腐化している可能性は
否定できません。

一方、1年後にどのような技術が生まれ、自社の事業に
使えるかどうかを見極めるのは非常に難しいことですから、
特許を出願する時点で考えるべきことは、
・他社ならどうやって回避してくるか
・自社のビジネスを他社の技術と融合したらどのように化けるか。

を、多面的に(=いろんな方の見方を入れて)検討し
盛り込むことです。

それによって、「将来使える(=カネになる)」特許を
作ることができます。

多面的発想で自社の技術を「思想」に変えてください。