知財活性化提言~その186:専門性・特殊性の高い業務の体制作り

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「後藤さん、後藤さんのおっしゃる通り、
材料費も含め、見直さないといけないところが
たくさんあるんです。
工場を稼働させたばかりで、仕組については
全く手を付けられなかったのですが
やっと落ち着いてきたので、専門家のアドバイスもいただいて
改善をしていこうと思っています」

これは、先日事業評価のためのヒアリングで
訪問した会社の社長がおっしゃった言葉です。

商社さんだったのですが、お客様の要望に
対応すべく、自社生産体制を構築しようと
新工場を建設されたのですが、
軌道に乗る状態に入ったておらず、
非常に苦労をされているご様子でした。
詳しくは言えませんが、それが
決算書にも表れている感じでした。

考えてみれば当たり前のことで、
今まで商社だった会社が
いきなり製造業に転換しようとしても
最初からうまくいくはずがないのは
当然のことです。

その会社の社長様のチャレンジ精神には
敬意を表する一方、
まだまだ茨の道は続き、今年度以降も
勝負の年が続くと思いました。

いきなり、生産管理体制を作ることは
不可能なので、
まずは生産管理に詳しい専門家か、
あるいは外部から人材を雇い入れて
徐々に体制作りをしていくことに
なるでしょう。

知的財産の活用も同じで、
今まで知的財産の出願や権利化を1件や2件やったところで
すぐに体制作りなどできるはずがありません。

「何とか業務が落ち着いてきたな」と思ったときこそ、
専門家の活用です。
特に生産や知的財産などの特殊かつ専門的な領域は
経験者のアドバイスが何よりも必要です。

チャレンジを成功させる後ろ盾には、
専門家か、その道に詳しい右腕が必要なことを
肝に銘じてください。