知財活性化提言~その187:客観的な分析と判断が成功に繋がる

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「後藤さん、依頼された資料については、
もう少しお時間いただけないでしょうか。
ちょうどこの資料作成が当社の現状を
見直すことにもなるので、現在検討中なんです。」

これは、先日ヒアリングで訪問した会社の
社長様に、必要な資料の提供を依頼した際に
社長様がおっしゃった言葉です。

こちらから依頼した資料は
その会社の現状を客観的に観るために
必要な資料だったので、
少し時間がかかっても入手する必要が
あるものでしたので、
社長様には是非見直していただきたい旨
申し上げました。

先週、特殊かつ専門領域こそ
専門家の活用をすべきということを
申し上げましたが、
専門家を活用するもう一つのメリットは
「自社のことを客観的に観て、判断ができる」
ということにあります。

自社のことはとかく良いように観がちです。
リスクがあるのに、それをあえて観ないようにしたり、
自社の都合がよいように解釈して
事業を進めがちになるケースが多いように見受けられます。

専門家による、客観的事実を踏まえた意見は、
いわば碁や将棋の対局を外から観察して
対局者がわからない手が見えたりするのと同じで、
岡目八目というと聞こえは悪いですが、
客観的な判断による分析は必要不可欠です。

特許の分析も同じことで、自社だけの判断で
「これは特許になる」「これは事業化したら成功する」
と思い込んで、あとから痛い目を合うことも
十分あり得ます。

自社の内部環境と、取り巻く外部環境は
客観的な視点で分析し、判断するようにしましょう。