知財活性化提言~その188:自社を数値化する

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「後藤さん、先日は弊社の現状についてヒアリングをしていただき、
有難うございました。
一つお願いがあるのですが、
弊社の売上総利益率、原価率等、
弊社の現状の参考になる数値や指標を教えていただけないでしょうか?」
これは、先日ヒアリングで訪問した会社の
社長様からいただいた依頼事項です。

私からは、貴社の現状と課題を知り、その対策を練るために
使える指標については評価書に反映させる旨
約束いたしました。

元々この社長様は元銀行マンでしたので、
指標を提示して分析するお力はお持ちかと思い、
できるだけ具体的な数値を示して
評価をしようと考えています。

「自社のことを客観的に観て、判断する」
ことが大事と先週このコラムでお伝えしましたが、
そのために必要なことは
「自社のことを数値化する」ということです。

上述は、財務資料から読み解くことができる
財務データを事例としていますが、
これ以外にも「数値化したら現状が把握できるもの」
は沢山あるかと思います。

知的財産に限って言えば、
・自社が保有する知的財産の数
・保有知的財産の残存期間
・保有知的財産の金銭的価値
・競合他社が保有する知的財産の数

等々が挙げられます。

また、知的財産に限らなくても
当社の生産能力、納期、不良率など
生産に関することも数値化できますよね。
直感的に、あるいは「勘」で
「おそらくこうだろうな」と考えることは大事ですが、
それはあくまでも「仮説」に過ぎず、
数値化して検証しなければ説得力もなく、
客観的な分析もできません。

自社を「数値化してみる」ことも頭に置いておいてください。