知財活性化提言~その194:目的を明確にした特許取得を

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「後藤さん、後藤さんの本を読ませていただいて、
知的財産に関する考え方が180度変わりました。
発明者に対する報償や、活用につながる特許の取得を
積極的に考えていこうと思っています。」

これは、先日訪問させていただいた会社の社長様が
おっしゃった言葉を意訳したものです。

その会社様が保有している特許の評価を
させていただいたことをご縁に、
そのフォローのため訪問させていただいたのですが、
もともと特許取得は「防衛のため」と
お考えの方が多い中で、
上述のようなお言葉をいただき、
私も本を出版してよかったと思えました。

またある会社では、
「今回の特許取得は自社の製品を国内と
海外で真似されないようにする「防衛」目的と
考えたらいいのでしょうか?」という
質問を受けたこともあります。

確かに、自社製品と同じものを製造販売されて
自社製品が売れなくなったりすることを防止するという
目的も特許にはあります。
私は、「消極的活用」と呼んでいます。

一方で、例えばアライアンスを組んでさらに
開発を進めたり、販売網を広げる等の目的で
特許をライセンスすることもあり得ます。

こちらは防衛というよりも、むしろ
「積極的な活用」を目的とした
特許取得になるでしょう。

私の感覚では、特許をお金に変えるためには
後者の「積極的な活用」をしないといけない
と考える経営者が増えてきているように思います。

特許は、それが消極的でも積極的でも、
使ってなんぼです。

有体物と違って、いくら使っても減りませんし、
むしろ使えば使うほどその値打ちは
高まってきます。

取得した後、どうやって使うかという目的意識を
持って、知的財産の取得をしていきましょう。