知財活性化提言~その205:「AIとの共存」と「差別化」の両立

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(後藤)「翻訳だけではなく、特許の明細書も
技術内容によってはAIで自動作成できる
システムがあるみたいだよ」
(顧客)「え~、そうなんですか!
初めて聞きました。一度調べておきます」

これは、先日翻訳システムの紹介に
来られた会社の方と打ち合わせをしている中での
私とその方とのやり取りの一部です。

翻訳システムはAIに進歩により、
翻訳精度が格段に上がっており、
なおかつ使用する文言は個人によって
「クセ」があるのですがそれにも
対応可能(=学習)となっている
とのことでした。

現在、特許事務所での利益は
特許成立時の成功報酬と、
外国出願時の翻訳料が主なもので、
これで利益を得るというビジネスモデルは、
企業側の事情とAIの進歩によって
崩れようとしているように
私には思えます。

AIを活用した新システムについての
先行技術調査の仕事も増えてきており、
AI・IoTは
生産効率を高めたり、
社内の情報共有をしたり、
業務の効率そのものを高めたり、
コストダウンをする上で
ますます欠かせなくなっていますね。

知財の業界においても、
例えば先行技術調査や、
IT系の特許出願書類などは
90%ぐらいをAIが行い、
弁理士や担当者はその結果をチェック・修正
するだけという時代が近いうちに
やってくるでしょう。

その際に、弁理士に限らず
企業はどうやって他社と差別化をして
生き残っていくか?

「AIとの共存」と「差別化」は
両立させないといけません。

喫緊の課題ですよ!