知財活性化提言~その206:将来を見据えて投資する

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(A社長)「後藤さん、お客様から
現場の生産管理面の改善については
具体的ではないものの、言われてはいるんです。
でも、当面必要な機械の更新などに
お金をかけているのが現状で・・・」

(B社長)「将来、必ずIoTによる
改善は必須になってくると思ってます。
ヒアリングが必要でしたら協力しますよ。」

これは、A社とB社について、IoTの導入について
意見をお聞きしたときの、それぞれの社長の
お言葉を意訳したものです。

皆様は、この言葉を聞いて、
将来、どちらの会社が成長すると
思われますか?

現在、あるところから依頼を受けて
企業様におけるIoT導入の状況と
課題等についてヒアリング調査を
スタートしています。
これも、将来AIやIoTにおける知財戦略や
知財活用の参考になると思い
私もメンバーとして活動をさせていただいています。

企業によって温度差があり、
A:「当面必要なところにお金と人を回す」という考えがあり、
一方で
B:「会社の将来の成長を考えると、今からIoT導入を
進めていきたい」という考えの方もいらっしゃいます。

知財活用の面からみると、明らかに
Bの考えの方が知財活用にマッチングする考え方です。

IoT導入も知財の取得もやったからといって
すぐにお金になる投資ではありません。
先行投資ではありますが、将来(2年後、3年後)何倍もの利益になって
かえってくることを見込んだうえでの投資になります。
当然ながら、社長自身の明確なビジョン・戦略がなければ
できない決断です。

「当面必要なところに経営資源を回す」ことも大事ですが、
「将来の姿を見据えて先行投資をする」ことも同時に
考えてください。

「現在」と「将来」への投資配分を考えることが「戦略」なのです。
そうしないと成長はありませんよ!