知財活性化提言~その213:開発パートナー探しと知財活用

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「後藤さん、今回は精緻な
先行技術調査と分析をしていただき、
有難うございました。
今後、この結果を踏まえ開発パートナーを
探索し、共同で特許出願を
しようと思っています。

これは、先日、ある技術を開発した
先生のご依頼で先行技術調査をさせていただき、
その報告会を行ったときに
その先生がおっしゃった言葉です。

この先生は、ある教育機関の准教授ですが、
今後、資金援助と事業化に向けて
民間のパートナーを探そうと
されているようでした。

私は、このコメントを聞いて、
「本当にその順番でいいのだろうか?」
と思い、以下のような趣旨のアドバイスをしました。

「先生、パートナーを探して交渉を行う前に、
先生単独で特許出願をしておいて、
交渉がまとまったら共同出願に切り替えるという
方法もありますよ。」

皆様はどう思われますでしょうか?

新しい技術を開発し、それを役立てるために
民間の会社と連携するということは
正しい方向ですし、実際にいろんな
実績が報告されています。

それを特許出願前に行うことが
果たしてただしいのかどうかです。

ケースバイケースだとは思いますが、
今回のような場合は、技術を提供する側が
事前に自らのオリジナルとして特許出願を
しておく方が、交渉の上では有利に働くというのが
私の考え方です。

「権利を持っている方が、最終的には強い」のです。

あとは、その技術で具体的にどのような課題が解決され、
交渉先の会社や世の中にどのようなメリットがあるかを
説明できるかどうかですね。

開発パートナーを探すうえでの特許の位置付けをどうするか、
皆様なりに考えてみてください。