知財活性化提言~その220:知財を活用したパートナー探し

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「後藤さん、評価書有難うございました。
評価書を読ませていただき、他社と差別化できることは
わかりましたが、売り込みをかけるにあたって
やはり実際に動く見本が必要で、その開発を
してくれるところと組まないといけないと思うんです。
後藤さんはどう思いますか?」

これは、先日評価書の作成をご依頼いただいた
会社様にて、評価結果の報告と打ち合わせを
させていただいた中で、その会社の社長様が
おっしゃった言葉です。

アイデアは持っていて、特許にすることはできたが、
それを他社に売り込んで事業化するために
必要な開発パートナーをどうやって探すか?

個人事業や、小規模で行っている会社には
よくある話です。
実際に試作品を作るためには資金も必要ですし、
開発のためのスキルも必要で、
「やろうとしてもできない・・・」
という悩みが出てくる場合が多いのではないでしょうか?

では、その場合に知財を活用して有力なパートナーを
見つけることができるのか?

答えは「YES」です。

例えば、
・対象となる事業のプレーヤーがだれで、どんな
製品やサービスを市場投入しているかを探る。
・プレーヤーが出願している特許の有無・出願件数と、その内容を
確認する。
・出願件数が多く、かつ内容が自社の特許内容に近接しており、
そのプレーヤーが行っている事業が今後伸びると思われる場合、
そのプレーヤーに協働を持ち掛ける。

という方法が考えられます。

実際に事業化をスタートさせていて、これから市場で拡大
しようとする場合、技術戦略の一環として特許取得を目指すのは
一体となっているので、
「実は、当社で有益な技術と特許を持っていて、一緒に
やりませんか?」という提案は「アリ」ということです。

そのためにも、特許情報の分析と対象特許の評価は
非常に重要です。

パートナー探しにも知財は活用できることを
忘れないでいてください。