知財活性化提言~その225:一社依存体質は「悪」か?

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「後藤さん、以前に当社の評価をいただき、
有難うございました。あの評価書に
書かれていたことを当社の課題として
現在も取り組んでいます。
今は、特定の会社の依存度が80%から
60%になっているんです。」

これは、先日参加したフォーラムの
懇親会で、偶然出会った会社の社長と
お話させていいただいた中での
社長のお言葉です。

この会社は、非常に社員の育成に
力を注いでおられ、また社長ご自身が
とても勉強熱心で、かつ将来の
自社のビジョンも明確であり、
戦略を着実に実行されています。

私が評価をさせていただいた会社では
トップクラスの優良企業であると考えている会社でした。

冒頭の社長のお言葉は、現在1社に依存している
体質から脱却することを念頭に置かれての
ご発言でした。

私個人的には、1社依存体質には功罪があり、
一概に悪いとはいえないと考えています。

その1社が経営が安定しており、かつ
その会社との強固な信頼関係を構築できていれば
安定した売り上げと利益が得られるというのが「功」。

その1社の経営が不振であったり、
その1社から突然取引を停止されたりすると
対応ができないというのが「罪」ですね。

ただ、依存率が80%という状態は高すぎるので、
60%にまで依存率を下げ、他社からの受注も
増やすというのは間違っていないと思います。

要は、上の功罪を把握してどうバランスを
とるかを決めるというのが、経営者の役割です。

1社依存の状況が自社にとって果たして
「功」が高いのか、「罪」が高いのか。
比較検討してみてください。