知財活性化提言~その246:ピンチの時こそ、チャンスの「種」を探す(その2)

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「後藤さん、今回の補助金について
5社ほど、申請がペンディングになってしまいました。
病院からは、「今は来てくれるな」ということで
ビジネス自体も進まず、売上が大きく
落ち込んでいるようです」

これは、先日一緒に仕事をさせて
いただいている方とWEB会議をした際に
その方から聞いた仕事の状況の一部です。

今年度も通称「もの作り補助金」と言われている
補助金申請用事業計画書の作成を
させていただいていますが、その中に
義肢・装具製造業の会社があり、私も3社
ご依頼いただいていたのですが
そのうち2社がペンディングとなりました。

主要顧客である病院が新型コロナへの対応と
院内感染防止のため、コロナ以外についての
対応を絞り込んでいるのではないかと思います。
そのため、義肢・装具製造業者の新規受注が
できていないようでした。

このようなことからも、医療現場の逼迫状況を
推測してしまいます。

前回のコラムでは「ピンチの時こそ、チャンスの「種」を探す」
ことを書きましたが、このケースも
まさにそれで、病院からの受注ができない状況を
どうやって打破していくのか、経営者の
「智恵」が問われるケースです。

例えば、病院以外の一般向けに顧客ターゲットを変更し、
自社の強みが生かせる顧客を徹底的に絞り込み、
そのためにどのような製品を開発・提供すればよいのかを
考え抜いて実行に移す必要があります。

例えば、スポーツ愛好者向けとか、
おしゃれに気を使う若い女性向けとか、
今までに蓄積してきたノウハウ(=知的財産)をどういうお客様に
提供すれば喜んでいただけるのか。

今こそ、考える必要があります。

知的財産の可能性は無限です。
ピンチをチャンスに変えるための「種」探し、
やりましょう。