知財活性化提言~その251:意匠公開を逆手にとって攻める

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「後藤さん、私が考え、取得した意匠権を
公に公開してもよいのでしょうか?
何かリスクはないのでしょうか?」

これは、先日私のお客様から
いただいたご質問です。

その方の意匠は秘密意匠として
3年間、意匠公報に具体的な外観形状が
掲載されていなかったのですが、先日
秘密期間が切れて公開されることになりました。

おそらくその意匠公報を見たあるところから、
意匠の内容公開とアピールをしないかという
依頼がお客様のところに舞い込み、
私の方に相談をされたという経緯です。

私からは、以下の点をアドバイスしました。
・意匠は一般に公開されているので、これからは
逆に意匠を活用して製品の特徴を
アピールする段階に入っている。
・意匠を模倣されるリスクや、同じ意匠を
海外で第三者に取得されるリスクはゼロではないが
そのときは対応方法もある。それよりも
製品のアピールをして共同開発先や販売先を
探すメリットの方があるのではないか。

意匠の特性上、公開されてしまうと
真似をされやすいというリスクがあるため
秘密意匠制度という独特の制度が
設けられています。

しかし、秘密が解除された以降は
それを逆手に利用し、取得した意匠の
特徴、創作者のポリシーを積極的に
開示し、製品化を進めていくべきです。

試作業者を探すという目的の場合も
実際にどのような試作品を製作したいのかを
公開しなければ作ることはできません。
自明のことです。

「一般に公開され、誰も見得る状態になった」
ことを積極的に製品開発に生かしていきましょう。