知財活性化提言~その271:外部環境は追い風か逆風か

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10月6日に、外部環境を追い風にすることについて
書きましたが、今回は別の視点で
同じテーマについて書こうと思います。

「後藤さん、このコロナ禍でもお陰様で
製品の受注ができています。
取引している銀行の担当者のマッチングのおかげで
当社製品を使っていただくお客様と
出会うことができました。」

これは、先日打ち合わせで伺った
会社の社長に、最近の経営状況を聴いたところ
社長からいただいた言葉です。

その会社は薬剤関係の製造を行っており、
それに付随して薬剤用容器の開発も
行っています。今回はこの容器について
採用いただける会社を銀行から
紹介してもらえたということでした。

このケースは、
1.コロナが逆風ではなく、薬剤関連ということで
追い風に働いた。
2.日頃付き合っている銀行とのネットワークが
活かせ、マッチングができた。
3.そもそも、容器関連で採用してもらえるような
ものの開発に成功していた。知財も押さえている。

ことが受注につながった要因であろうと思いながら
社長のお話を聴いていました。

製造業と一口に言ってもその業態は様々であり、
このコロナ禍で業績が悪化している会社もあれば
上述のように追い風にして頑張っておられる
会社もあります。

つまり、外部環境は会社によって追い風にもなれば
逆風にもなるということです。

上述の会社は現在の外部環境を追い風にできる
「強み」を持っていたという考え方もできます。

「ピンチはチャンス」という言葉もありますが、
外部環境は個人や会社でコントロールできることでは
ありません。
ならば、それをどうやってチャンスにするかを
自社の強みと合わせて考えなくてはなりません。

外部環境を追い風にできるか、逆風になってしまうかは
会社次第なのです。