知財活性化提言~その272:新製品開発と技術開発を止めるな

 

 

画像No.272

 

「この会社が作っている製品は
成熟期に入っていますよね。今後
この会社が生き残っていくためには
現場のニーズを的確にとらえ、製品開発を
し続けることだと思います。」

これは、先日ある会社の技術評価を
するにあたり、評価内容について
金融機関と打ち合わせを行った際に
金融機関の方がおっしゃった言葉です。

評価対象になっている会社は
長年の経験で培った設計力と組立力で
一定の品質を確保し、大手企業からも
信頼されている会社ですが、
製造している製品の市場が伸びることが
期待できず、成熟してしまっている
領域に入っています。

そのような製品に固執して事業を
継続すべきかについて議論になりました。

今後、どのように事業を進めていくかは
その会社の経営者次第ですが、
例えば、

・短期的にはその会社の保有する設計ノウハウと
製造技術を活かし、強みを発揮できる
新製品の開発を継続する。

・長期的には、AIやIoTなどの最新技術を
活用できるよう、まずは最新技術を保有する
会社と連携し、技術革新に対応できる
製品開発体制を構築する。

ということも考慮の余地があります。

技術やニーズは日々進歩し、変化します。
例えば、水銀体温計がデジタル体温計に置き換わり、
電話がスマートフォンに置き換わってきたように、
ニーズに応じて製品も進化していきます。

製造業の会社は、常に現場のニーズを把握し、
そのニーズを超えた機能を持つ製品が作れる
強みを作り続けなければなりません。

現状維持ということはあり得ないのです。

たゆまぬ新製品開発と技術開発を継続してください。