知財活性化提言~その31:ブランディングに必要な要素(3)~

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私が2年前まで在籍していた会社(象印マホービン(株)様)の

ホームページには、「開発秘話」を掲載しているサイトがあります。

https://www.zojirushi.co.jp/corp/hiwa/

ここでは、新商品を発売するにあたり、開発担当者や

企画担当者たちの奮闘と苦労が綴られています。

今回、お話したいブランディングの要素は、この「開発秘話」

に通じることでもあります。

それは、「ストーリー」です。

ブランディングに成功している企業や個人に共通している

3つ目のキーワードは、「ストーリー」なのです。

ストーリー」は、各企業・個人によってすべて異なります。

サクセスストーリー、苦労・挫折、人との出会い、別れ等々・・・

さまざまです。

しかし、そこに共通していることは、

「成功している企業(人)でも、決して平坦で

順風満帆な道を歩いてきているのではない」ということです。

成功している企業(人)ほど、それを包み隠さず

「自己開示」(カミングアウト)しています。

そうすることで、ターゲット顧客に対し「ギャップ(へー、

この会社(人)もこんな苦労をしたのか)と「共感

(この会社(人)親しみやすいな、親近感わくな)」を

与えているのです。

では、この「ストーリー」と知的財産活用にはどういう関係があるか?

前回、知的財産が最も威力を発揮するブランディングの要素は

「商品・サービス」であるという話をしました。

今回のブランディングの要素「ストーリー」は、知的財産より

広い「知的資産」を活用した結果生まれるものであると私は考えています。

商品やサービス開発にあたり、苦難を乗り越えるために

人の助力・組織運営・他企業との連携・・・

これらは、全て見えない資産=知的資産を駆使して解決できるものです。

つまり、知的資産の活用なくしてストーリーは生まれないのです。

皆さんの会社でも、必ず何らかの「ストーリー」があるはずです。

一度掘り起こしてみませんか?