知財活性化提言~その37:知的財産と現場主義

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「商品のテストをする場合でも、実際に

使用される現場に経営者が出向いて、テストの様子や

使用状況を確認しないと、本当のことはわからないですよね。」
これは、先日私が東京出張し、ビジネスマッチングを業としている

会社の社長さんと打ち合わせをした際の、社長さんのお言葉です。

私が相談を受けている会社で開発した商品の拡販をしてもらえそうな

会社とのマッチングについて相談をさせていただく中でのお言葉でした。
まさにその通りかと思います。

「現場主義」という言葉をよく耳にしますが、経営者に限らず、

買っていただきたい商品が実際にどのように使われ、

どのような問題点があり、どのように解決すればよいかは

現場で直接見、直接聞かないとわからないものです。
では、知的財産の場合はどうでしょうか?

例えば特許は、技術的な思想=発明に権利を与えるものですから、

机の上で「思考実験」して生まれた発明でも

特許になり得ます。

しかし、そのような知的財産は本当に使えるのか?商品開発や販売促進等に

役立つのか?

それは、実際にその知的財産を「形」にし、現場で試してみなければ

分からないことですし、もっと大事なことは

経営者、或いは知的財産を生み出した本人が直接現場で体感しなければ

ならないということです。

例えば、経営者や開発担当者が発明し、作った商品を、

「売るのは営業の仕事だから」と営業担当に丸投げし、その結果報告だけ受けて

本当に対策が打てるか?答えは「否」です。

本当に思い入れがあり、「この商品で自分の会社を成長させる」という想いがあれば

少々他の時間を削ってでも、使用現場で自らの目、耳で確かめるべきです。

そこから、次のテーマが生まれ、活用できる知的財産の創出につながっていくのです。

これも言ってみれば当たり前のことなのですが、できていない経営者が

多いのではないでしょうか?

自社の商品は、必ず経営者(開発者)が自ら現場で状況を把握し、次の対策を打つ・・・

大事な視点だと思います。
あなたの会社は、経営者が自ら現場主義で動いていますか?