知財活性化提言~その52:知的財産の活用と経営者の「気付き」

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「これから事業の拡大と販売促進を行っていくに
あたって、知的財産の獲得と保護が必要と考えています。
今後もいろいろお願いすると思いますが、
よろしくお願いいたします。」

これは、昨日訪問したクライアントの経営者と打ち合わせを
している中からいただいたお言葉(意訳)です。
まだお若い創業者の方ですが、非常にアイデア豊富で
お客様のために工夫したメニューを開発され、
店舗を拡大しようとされています。
私からも、「できることは最大限サポートします」旨を
約束させていただきました。

さて、このコラムでは「知的財産の活用と活性化」をテーマに
様々な視点で私なりの見解を発信していますが、
それが伝わるかどうかは、主に3つの要素があると考えています。

1.私の伝え方の問題
いくらためになる話題を提供しても、私自身の文章の
拙さや、表現方法等が悪ければ相手には伝わりません。当然のことです。

2.読者側の知識レベルの問題
少し読者の方には失礼にあたるかもしれませんが、
知的財産に関する知識が全くないか、ほとんど知識と経験を
お持ちでない方には、伝わりにくいテーマもあります。

3.読者をはじめ、経営者の意識の問題
そもそも、知的財産に興味がない読者の方はこのコラムを
お読みにならないでしょうし、知的財産の必要性を感じない
経営者には伝わらないテーマでしょう。

この中で、最も重要な要素は何か?
私は、3.の「経営者の意識」であると考えています。
前出のクライアント様も、元々は全く知的財産を取得することなく
経営をされていましたが、あるきっかけで知的財産の
重要性に気付かれ、ある士業の方を通じて私に相談を
依頼されたのがきっかけでした。
知的財産のようなある種特殊な領域であるほど、当事者が
「自分にとって知的財産は必要か、重要か」に気付かなければ
ならないものです。
ゼロに何を掛けても結果がゼロになるのと同じで、
気付かないうちはゼロのままです。

一方、少しでも「自分たちの事業には知的財産を使う必要がある」
ことに気付けば、結果はゼロにはならず、
気付きが大きいほど大きな結果が得られてきます。

読者の皆様も、自分なりに今までの経験も振り返りながら
「自分には知的財産は必要なのか?」を考えてみてはどうでしょうか。
新しいものが見えてくるかもしれませんよ。