知財活性化提言~その53:知的財産活用と「知行合一」

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突然ですが、
「知行合一」という言葉をご存知でしょうか?
WikiPediaの「知行合一」の項によれば、
「知(知ること)と行(行うこと)は同じ心の良知
(人間に先天的に備わっている善悪是非の判断能力)から
発する作用であり、分離不可能であるとする考え。」
とあります。
つまり、「行うことができていないならば、それは
知っていることにはならない」という意味になりますね。

今回、この言葉を持ち出したのは、
知的財産の活用においても「知行合一」でなければ
ならないと考えるからです。
知的財産の活用も、企業の経営と実務における
まさに実践の場で行うものです。
知識として、「知的財産はこうやって活用できる」
「特許法上はこういう使い方ができる」と論じて
いるだけで、交渉の場に出ず、実践をしなければ
これは本当に知っていることにはなりません。

自社の知的財産における強みは何かを知り、
相手はどういうところで、どのような考えを持っているかを知り、
実際の交渉においてそれらと知的財産の活用に
関する知識を融合して駆使し、
知的財産の活用を成功に導く・・・

これらのステップは、頭の中だけで思い浮かべるだけでは
成功しないのは自明の理です。

失敗を恐れず実際にやってみなければ、何も
得るものはありません。

「知行合一」とは別に、「知先行後」という言葉もあります。
これは、理(知識)を極めてから実践に移るべきという意味で、
知行合一はこの知先行後を批判する形で生まれた言葉のようですが、
少なくとも知的財産活用の現場では、
「知行合一」でなければ決して成功しません。
頭でっかちになってしまってはいけないのです。
あなたの会社は、「知行合一」ですか?
「知先行後」になっていませんか?