知財活性化提言~その61:経営の中における知的財産を改めて考える(その2)

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「経営の中における知的財産の位置付け」を考えて
知的財産の活用をしなければいけないということを
このコラムでは一貫して述べさせていただいています。

では、「経営の中における知的財産」とは一体何なのか?
これについて考えてみます。

そもそも、「経営」とは何でしょうか?

デジタル大辞泉によれば、

「事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、
事業を管理・遂行すること。また、そのための組織体。」

とあります。

また、日本能率協会コンサルティングのホームページには、
以下のような記載があります。
(記載そのままではありません。エッセンスだけ要約しています)

「会社をつぶさないこと。言い換えると、傾斜を継続成長させること」

デジタル大辞泉の定義は、確かにその通りだと思いますが
では具体的には?と問われると正直なところ私にはよくわかりません。

私も、企業における経営とは

「会社が持続すること」だと考えています。

そもそも、会社が存続しなければ顧客に商品やサービスを提供できませんし、
社会貢献もできないことは言うまでもありません。

では、「会社が持続するため」に必要なものは何でしょうか?

人?商品?お金?

いわゆる「ヒト・モノ・カネ」と言われる資源ですね。
確かに必要でしょう。

私は、これと同じくらい、いや、これよりも大事な資源があると思います。

それが、知的財産をはじめとする「見えない資産」です。

この「見えない資産」という土台がしっかりしているから、

見える資産である「ヒト・モノ・カネ」がしっかり機能するのです。

この土台は、大木における根のように、

地面からは見えませんが、地中深く根を張り、養分と水分を

吸収して、幹を通じて地上の葉に送るから、

大きくて美味しい果実ができるのと同じことです。

いわば「幹・葉・果実」が見える資産、

「根」が見えない資産です。

樹木
見えない資産=「見えていないけれども大事な資産」です。

だからこそ、自分たちが持っている見えない資産はどんな形をし、

どれだけの価値があるのか」を見ないといけないのです。

次回は、その「見せ方」の例をご紹介しましょう。

あなたの会社における「見えない資産」は何ですか?

その形、大きさ、価値を知っていますか?