知財活性化提言~その64:知的財産活用と「見せ方」の工夫~

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「後藤さんに、金融機関と企業に対して
支援できるアクションプランを作ってほしいんやけど、
できるだけわかりやすい言葉で説明できる
ようにしてほしいんや。よろしく」

これは、昨日ある方と打ち合わせをしている中で、
その方が知的財産活用に関するアクションプラン作成にあたり
要望された事項です。

以前、このコラムで「言葉で価値を伝える」ことの
重要性をお話ししました。
特に知的財産に関する事項は、専門用語が多く
一般の人が聞いてもよくわからない、
なかなか理解してもらえないのが通常です。
私自身も、どのようにしてわかりやすい言葉で
説明し、理解してもらうかについては私なりに
苦心しています。

これは、技術に関することでも言えることです。
技術用語を並べて相手に自社の強みを説明しようとしても
相手が技術の素人であればそれは異国語を聞いているのと同じで
全く理解をしてもらえません。
全くの自己満足に終わってしまいます。

説明する側からすれば、日ごろ自分たちが使い慣れている用語で
説明するほうがしやすいに決まっています。
しかし、聞く側からすると、それで満足できるのか?
本当に理解できるのか?ということです。

知的財産の活用についても同じことが言えます。
知的財産のように「見えない」ものを、
相手が理解し、価値を認めてくれるレベルに変換し、
伝えなければ、「伝えた」ことにはなりません。
つまり、伝え方、見せ方にも工夫が必要ということです。

前回、見せ方の事例を一つご紹介しましたが、
見せ方は一通りではありません。
何度も口酸っぱく言うようですが、
「相手にちゃんと価値が伝わるかどうか」という視点で
自社の知的財産を見せる必要があるのです。

これについては、このコラムでも何度もテーマとして
取り上げようと思います。それくらい大事なテーマです。

自社の知的財産の価値、第三者の立場に立って
「どうやって見せるか」、考えてみてください。