知財活性化提言~その67:知的財産活用と「連携力」

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日本時間の昨日まで、
リオデジャネイロオリンピックが開催されていました。
ご覧になった方も多いと思います。
私も、多くの勇気と感動をもらった一人です。

さて今回は、そのオリンピックから
中小企業が生きる道について少し考えてみます。

取り上げるのは、男子4×100mリレーです。
ご存知の通り、日本チームが史上初めて
銀メダルを獲得しました。
ジャマイカには負けましたが、アンカーまではほぼ互角、
最終的にはアメリカにタイムで勝った試合です。
日本だけでなく、世界にも衝撃を与えたレースだったようです。

このリレーに出場した日本人選手の中で、
9秒台を一度でも記録した選手は一人もいません。
それでも、自己ベストが9秒台の選手をそろえた
ジャマイカとアメリカと互角に渡り合えたのは何故だったのか?
報道で知る限りでは、「卓越したバトン技術」と
「次のランナーが走り始めるタイミングを靴1/4分から
1/2足分後ろにした」ことだと言われています。

私は、ここに中小企業が大企業や海外企業と
渡り合えるヒントがあると思います。
個々の経営資源は少なく、個人戦では劣勢でも、
連携しあえば対抗できる、その「連携」も
単に結びつくのではなく、保有する「強み」を
最大限に融合する「連携力」を身に着けることです。
それによって、今までにないビジネスモデルを構築し
化学反応を起こすことも可能なはずです。

この「連携力」を高めるためのツールの一つが
「知的財産」です。例えば、
互いの保有技術を融合し、解決できなかった課題を解決する。
技術とデザインを融合し、全く新たな発想の商品を開発する。
ソフトとハードを融合し、新たなビジネスモデルを構築する。

などなどです。

新しいことを始めるには、必ずリスクが伴います。
しかし、上述の日本チームが常にコミュニケーションを取り合い
バトン練習を徹底的に行っていた蓄積の上に取った「リスク」は
銀メダルを獲得する上で必要な「リスク」だったはずです。
中小企業も、常に「連携力」を高める努力をした上で
もう一歩、「リスク」を取る動きをしなければなりません。
そのためにも、自社の「本当の強み」は何か、
それを「知的財産」に変換し、活用できる状態になっているかを
把握する必要があるのです。

中小企業同士の「連携力」、重要ですね。

御社は、日ごろから「連携力」を高めていますか?