知財活性化提言~その68:知的財産活用と「連携力」2(現場の声から)

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「当社は知的財産の専門部門はなく、
私が兼務しています。
私が商品開発のアイデアを出し、
現場の職人が知恵を絞ってそのアイデアを
具体化して商品化に成功しています。そして
そのアイデアの特許も取得しました」

これは、先日仕事でヒアリングをさせていただいた
会社の経営者がおっしゃった言葉(概略)です。

これは、話を聞くだけでは簡単なようですが、
非常に難しい取り組みを社内が一丸となって
されていると私は感じました。

ひとつの商品を開発し、世に出すまでには
社内で数々のステップを踏まなければなりません。

商品の企画
デザイン構想
企画とデザインが顧客ニーズに合うかどうかの検証
設計と試作の繰り返し
量産体制の構築
アフター対応

などなどです。

このようなステップを滞りなく進め、
一つ一つ課題をクリアーしなければ
商品化にはたどりつかないことは自明の理ですね。

全てのステップにおいて、社内の連携が必要になってきます。
いくら良いアイデアであっても、
それを具体化できる技術力とスタッフがいなければ
絵に描いた餅にしかなりません。
また、いくら技術力があっても、
それを活かすためのマーケティング力がなければ
商品は売れません。

社内が一丸となっての連携力があるかどうかが問われます。

その中で、知的財産をどのように連携力に活かすか・・・

知的財産を社内連携の「接着剤」にできるか?
商品化の過程で「参入障壁」として育てることができるか?
知的財産で各担当者のモチベーションを高められないか?

知的財産一つとっても、課題や使用シーンはたくさんあります。
自社に合った活用方法が必ずあるはずです。

皆さんの会社では、商品化はスムーズに進んでいますか?
連携力を生かせていますか?