知財活性化提言~その81:「見えない資産」を「見せる」こと

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知的財産は元々、「見えない資産」です。
しかし、非常に重要で、間違いなく企業内に「存在」しています。
この資産が企業にとって競争力の源泉になるのであれば、
これは他の人に「見せ」なければなりません。
今回は、「見せる」ということについて改めて考えます。

知的財産は狭義の「知的資産」ですが、
ここでは知的資産として、もっと概念の広い、「目に見えない資産全て」を考えます。
自社の「強み」も、知的資産の一種です。
では、「目に見えない資産全て」のうちから経営に役立っているものを抽出し、全て
「見える」状態にするにはどうすればよいか?非常に難しい問題です。

これには、いろんなアプローチの仕方がありますが、一つの方法として、例えば、
①その会社の業務工程をすべて洗い出す。
②その工程で特徴となっていることを抽出し、「なぜそうなっているのか?」
「なぜ?」「なぜ?」を繰り返してその特徴を深堀する(第13項参照)。
③そうやってやっと見つけた知的資産は、それだけで成立しているわけではなく
他の知的資産とネットワークのように繋がることで、その会社が生み出す価値
(=顧客提供価値)にたどり着く。
ここで、その知的資産同士の繋がりと、そこから得られる価値の「見える化」が
非常に重要になってきます。
会社が顧客に提供しているのは、「商品」や「サービス」そのものではなく、
そこから生まれる「価値」であり、
その「価値」はどんな知的資産がどうやって活用されているかを見える化することで、
はじめて経営に活用できている知的資産が浮き彫りになるのです。

それに気付いている会社は、中小企業であっても自社の本当の「強み」と「価値」がわかりますから、
大企業と充分渡り合えるオンリーワン企業として成長することができるようになります。
その中で、特に知的財産が価値の創造に寄与していることがわかれば、
それをさらに活用するために何をしていけばよいか(アクションプラン)も見えてきます。
ただ漫然と知的財産を取得しているだけの企業とは一線を画すことができるようになるのです。

あなたの会社は、「強み」を他の方に見せることができるようにしていますか?