知財活性化提言~その91:現場の声と知的財産活用

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「後藤さん、弊社のお客様が
袋のデザインを考案されて、
他人に模倣されないように
知的財産を取得したいと言っておられるんですが、
どのように進めたらよいかがわからなくて・・・」

これは、先日私のお客様から
電話にていただいた相談の一部です。

 私からは、まず考案されたデザインを
直接拝見した上で、どのような知的財産を
取得し、活用するかについて相手様とお会いし
打ち合わせしたい旨を伝えました。

 このやり取り、ごく当たりこれは前のように
思われるかもしれませんが、私からすると
非常に重要なやり取りと思って
いつも対応させていただいています。

それは、「直接依頼されている相手様の
現場へ行き、必ず相手様とお会いするよう
段取りを組む」ということです。

知的財産をどうやって取得し活用するかは、
表面的には電話やメールだけで
やり取りすることも十分可能です。

どんなデザインなのかを聞き、
取得可能な知的財産についてアドバイスし、
その知的財産取得の代理をする・・・

普通の弁理士がやっていることです。

しかし、コンサルタントとして
相手様の支援をするのであれば、
その手続ではなく、
「なぜ知的財産を取得するのか?」
「知的財産を取得してどうしたいのか?」
を、現場に直接出向いて
依頼者と直接顔を合わせて
想いや意図を「聴く」ことが
どうしても必要となってきます。

コンサルタントに限らず、経営者の方でも
部下の報告だけ聞いて、机に座ったまま
指示をするだけの方と、
直接自ら現場に出向き、自らが体験し、
自ら顧客と接して生の声を聴いている方では、
果たしてどちらが成功する経営者でしょうか?

明らかに、後者の経営者ではないでしょうか。
実際、後者のような経営者の方は
常に外部情報や生の情報にアンテナを向けているため、
ある日「天から降って来たように」
アイデアが思い浮かぶようです。

それを目に見える形にして顧客に提供すれば
顧客が欲しがる価値を提供できることになるのです。

もし御社の経営者が机に座ってばかりでしたら、
「社長、一緒に現場へ行ってください」
とお願いしてください。

御社を成長させる「ネタ」は現場にしかありません!