知財活性化提言~その93:見えない特許を読み解くこと

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「後藤さん、特許の明細書を読んでるんですが
本当に内容がわからないですね。
何回呼んでも難解で・・・」

これは、あるお客様と
特許出願の相談をしている中で
そのお客さんがおっしゃった言葉です。
(しゃれではありません)

そのお客様には、特許の内容を
十分説明させていただき
理解をしていただいたのですが、
確かに特許の明細書は
独特の表現・文言が使用されていたり、
業界の専門用語がいたるところで
出てくるため、
初めて読まれた方は「なんのこっちゃ?」
となってしまいます。

また、特許の場合、特許請求の範囲
(権利範囲を主張するところ)は
抽象的な表現により権利範囲を広げようとする
傾向があるため、
明細書よりも読むのが難しい場合が多くなってしまいます。
私自身も、特許請求の範囲を読んだだけでは
何が書いているのかがわかりにくいため
明細書の記載と合わせて読んでいます。

では、特許請求の範囲や明細書は
どう読めばいいのか?

一つは、弁理士の先生方に
分かりやすい明細書を書いていただく苦労をしてもらうことですね。
また、普段から特許公報を読んで慣れることも
一つの方法ですが、
私の場合は、明細書に記載されている
「キーワード」と「図面」からまず入ります。

「図面」は一目でビジュアルとして飛び込んできますし、
それを見ながら明細書を斜め読みしていると
「キーワードはこれだな」ということが
ある程度把握できてきます。

以前、このコラムで「見える化」が大事ということを
書きましたが、この「見えにくい」特許の内容を
どうやって読み解くかも大事です。

特許の内容を読み解くことが出来なければ
活用もできませんから。

あなたは特許の中身を読み解いていますか?
難解だと言って、他の人に丸投げしていませんか?