知財活性化提言~その95:知財活用と退職時のリスク

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「後藤さん、私今までお世話になった
会社を退職して、会社時代のアイデアを
特許にして製品化したいんです。
何か問題あるでしょうか?」

これは、先日私のところに
ご相談に来られたお客様が仰った言葉です。

聞いてみると、自分のアイデアが会社に
全く見向きされず、このまま消えてしまうのは
本意ではないため、少しでも世の中の役に立ちたいと思い
独立を考え始めたとのことでした。

私からは、知的財産に関するリスクとして
「特許における職務発明制度」について説明し、
職務発明の問題をクリアしないとあとで
揉める可能性があることをアドバイス申し上げました。

ここでは職務発明のことは詳細には説明しませんが、
上述の例のように、今まで勤務していた技術者の方が
スピンアウトする例は今後も増えるのかなと
個人的に思っています。
ちなみに、上述の方は私と同い年です。

それ自体は否定はしませんし、
かくいう私自身も50歳を機に
今までお世話になった会社と決別する決意をした
人間ですので、チャレンジ精神旺盛で
世の中のお役に立ちたいという方々は
できる限りサポートして差し上げたいと思っています。

その一方、今までお世話になった会社と
退職前も退職後も波風を立てて揉めてしまうことは
決死で得策ではありませんね。

また、自分が開発した技術に思い入れと自信があり、
「必ず役に立つ!売れる!」と思う技術者の方は
それに対応する知的財産の活用が必要になってきますが、
その知的財産活用においてもどのようなリスクがあるかを
考えて対策をしておく必要がありますし、
本当に役立ち、売れるのかも客観的に
評価をする必要もあります。

それらを乗り越えてもなお、
「独立する」という決意が変わらないのであれば、
是非チャレンジしていただきたいと思います。

知的財産をはじめとする様々なリスクに立ち向かい、
解決しながら道を切り開いてください。

応援致します!