今回の知財活性化提言~第13回:知財活用とマーケティング

 

 

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「後藤君、知財戦略はマーケティング戦略とセットで考えた方がいいと思うよ。」

これは、私が企業で知的財産部長をしていたときに、社長が私に言われた言葉です。

私が在籍当時(今でもやっているかもしれませんが)、その会社では社長が社員一人一人と

面談し、仕事への取組み、会社への要望・夢などをヒアリングしていただく機会を

作っていただいていました。

そして、私がヒアリングを受けた際に、「社長は当社の知財戦略をどうお考えか」という

質問をぶつけたときの言葉が、冒頭の言葉でした。

私は、今でもこの言葉は忘れていません。

何故なら、私の中では「知財戦略(活用)」と「マーケティング(顧客への価値提供による

収益の獲得)」(注:カッコ内は私が考えている定義です。一般的ではないかと思いますが

お許しください)がリンクしていなければ、いくら知的財産を保有していても

何の役にも立たないことに気付くきっかけとなったからです。

事実、私が在籍していた会社は、今年創業97年を迎え、今なお高収益を上げ続けている

優良企業です。

一方、知的財産を保有していても、全く使いこなせていない会社は日本には数多く存在することも

事実です。

その大半が、「マーケティング戦略」そのものがないか、戦略を作っていてもそこに

知的財産との連携が全く盛り込まれていないことに根本的な原因があるのです。

「マーケティング戦略」を実現させるために、知的財産をどう活用していくべきか・・・

文章で書けばたった一行ですが、これは非常に難しいテーマであり、

一筋縄で、また一夜漬けで実行できる代物ではありません。

日頃から、知的財産を含め「会社の持つ資産」をどのように事業活動に活かしていくか、

知恵を絞って考え抜かねばなりません。

ときには、外部の有識者の意見も取り入れるべきでしょう。

「知的財産の活用」と「マーケティング戦略」のリンク、非常に重要な経営課題です。

あなたの会社は、このことを常に頭に置いて事業活動をしていますか?