今回の知財活性化提言~第6回:知的財産を活用している経営者の考え方~

画像No.6

「知的財産の活用でもいろいろありますよね。

特許を出すだけではなく、公証役場で公正証書を作成してもらうことも一つの手ですし。

私が所属している経営者の会合では、弁理士の先生をお呼びして知的財産の勉強会をやっていますよ」

これは6月8日の異業種交流会で、とある企業の社長様からいただいたお話の一部です。

この社長様のお話をお伺いしていると、知的財産は活用しなければコストになってしまうこと、

活用の仕方にもいろいろあり、的確な判断が必要なことなどを非常によくご存じで、素晴らしいことだと

思い拝聴していました。

ところで、皆様(多くの場合、企業の経営者の方々)は、皆様が成功する上で必要な要素は何だとお考えでしょうか?

これは、知的財産の活用は当然ながら、経営者として成功するための要素であると、私はあるコンサルタント養成塾で

教えてもらったものの一部です。

それは3つあるのですが、そのうちの1つは「勉強好きである」ことです(残りの2つについては、また稿を改めて

お話ししようと思います)。

例えば、上述の社長さんの場合でも、知的財産に興味を持ち、少しでも会社に役立てようという意思がなければ

知的財産の勉強をして、他人に話ができるようにはならないと思います。

その一方、「知的財産は難しい」ので、「社内の担当者に任せきり」或いは「社外の弁理士や弁護士に丸投げ」という

場合も少なからず見受けることがあります。

果たしてそれでよいのでしょうか?

はっきり申し上げて、後者の方が社内の担当者・弁理士・弁護士にとっては仕事がやりやすい(いつもとは言いませんが)

場合が多いです。なぜなら、自分のペースや考え方で仕事を進めることができるからです。

でも、「知的財産の活用による収益力向上」を重要な経営課題と考えれば、おいそれと担当者や外部の弁理士・弁護士に

丸投げはできないはずで、もしそれで何かトラブル(訴訟に巻き込まれた、他社に先んじて権利取得されたので事業が

できなくなった等々)が起きても、一担当者や外部の方の責任にはできないはずです。

少なくとも、担当者や弁理士・弁護士が言っていること・言葉の意味を理解し、的確な質問等を通じて今後の方向性を

示せるレベルにまで経営者自らも研鑽を積む必要があると私は考えます。中小企業の経営者の方なら(私自身も含めて)

尚更この考え方を持ち続ける必要があるのです。

皆様は、自己研鑽を続けていますか?他の方に話できるレベルまで勉強していますか?