知財活性化提言~その18:知的財産活用に必要なマネジメントの考え方

 

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今回は、私自身の反省も込めて知的財産活用に必要なマネジメントについて

考えてみようと思います。

先日まで、仲間のコンサルタント2名と私の3名で

コラボセミナーを11月に開催すべく、計画を練っておりましたが、

急遽取りやめることとなりました。

計画を進めていくうちに「セミナーの開催そのものが目的化している」

ことに気付き、再度今回のセミナーを開催する趣旨を見直したところ、

3名が同じ方向で考えていないことが分かったからです。

若干のトラブルはありましたが、セミナーに参加いただくお客様に

ご迷惑をおかけするところを未然に防ぐことができたため、

かえってよかったと思っています。

私がなぜこの話をするのかというと、

企業で知的財産を活用するときに必要な「マネジメント」のヒントが

隠されているからです。

それは何か?

知的財産を活用する上においても、その目的・ビジョンは常に企業内で

意思統一をし、チェックをし続けなければならない」ということです。

・ある目的達成のために始めた仕事が、いつの間にか「仕事そのものが目的」となっている。

これは、知的財産の活用のみならず、仕事をしているうえでは往々にしてあることです。

例えば、次の研究開発資金を得るために始めたライセンス獲得活動が、

いつの間にかライセンス料を得ることそのものが目的となっている・・・というようなことです。

このようなことを防ぐためには、企業のトップリーダーが

「業務遂行の目的と、それで到達する目標・ビジョンを明確にする」だけでは足らず、

その目的・目標・ビジョンを従業員に示し、共有し続けなければなりません。

この「続ける」というところ、ここがマネジメントの基本となるところです。

知的財産の活用でいえば、

「自社はなぜ費用と工数をかけて発明発掘から特許の取得を行うのか?」
「取得した特許をどうやって活用し、その目的(ゴール)は何か?」

を常に明示し続けていかなければなりません。

何をするにしても、「続ける」ことは非常にパワーが必要で難しいことですが、

本気で知的財産の活用をしていくためには、必須の条件なのです。

 
あなたの会社では、目的・目標・ビジョンを示し続けていますか?