知財活性化提言~その21:知的財産活用と経営者の決断力~

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「特許も持ってるし、技術力が高いことは自信があったので

技術面の評価をしてもらえることは予想がついてた。

あとはどうやって営業やって、活用していくかやね。

うちも変わっていかなあかんのやろなあ」

今日、私が訪問した技術評価先の企業で、

技術評価の概要と知財評価の結果を説明し、

議論した後の、その会社の会長の言葉です。

技術力もあり、研究開発にも意欲的に取り組んだ成果物の

一つとして、特許を保有されているのですが、

今まで「待ちの営業」であったこともあり、

ビジネスに結びついていない状態をどう打開するかについて

議論させてもらいました。

(ただ、今回の仕事は「評価」であり、「コンサル」

ではなかったので、あまり踏めこめなかったのですが・・・)

上述の会長のように、「変わらないといけない」と

思っておられる経営者の方はたくさんいらっしゃると思います。

知的財産を活用するという観点でも、今までできなかったことを

やろうとするわけですから、非常にハードルが高いことは

事実です。

しかし、「思っている」だけでやらないということは

結局思っていないことと同じです。

もし「知的財産を活用して収益に結び付けるべき」ことに

気付いたとすれば、後のステップはどうすべきか?

その考え方はこうなります。

1. 気付く→2.決める→3.実行する→4.実行し続ける。

このステップを踏めるかどうかです。

上述の会長の場合、1.までは進めているので

次に2.のステップに進めるかどうかですが、

例えば、攻めの営業に転換すると決めるということは、

それまでのやり方を捨てることになりますね。

つまり、「決める」こと=「捨てる」ことなのです。

非常に難しい課題かと思いますが、例えば上記の事例では、

今回の評価に基づきビジネスパートナーを探せれば

2.のステップに進む呼び水になるため、

引き続き私がそこをサポートすることになっています。

何とか成功へ導きたいと思っています。

上記の事例に関わらず、経営者の方々は毎日が

決断の連続です。

つまり、毎日何かを「捨てている」のです。

これは非常に重要なことです。例えば、もし今までのやりかたにこだわり、

捨てることができないとしたら、本当にそのやり方・方法が

本当に残す価値があるのか?会社の成長に繋がるのか?

を考え抜いたうえで捨てるのか残すのかを考えなければなりません。

単に「捨てるのがもったいない」というだけであるのならば、

それは残す理由にはなり得ません。

知的財産を活用していく仕組にするのか?それとも従来のまま「持っておくだけ」にしておくのか?

使えていない特許を大事に「保有」するのか?それとも不要として「捨てる」のか?

全て重要で、かつ経営者が決断すべき事項です。
あなたの会社は、「決断」をしていますか?

それとも、「思っている」だけですか?