知財活性化提言~その24:知的財産活用の神髄とは?~

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先日、「小学校6年生が特許を取得した」というニュースが

全国を駆け巡りました。

「愛知県の小学校6年生の女子生徒が、

空き缶をスチール缶とアルミ缶に自動分別して

収納できる装置を発明し、見事特許を取得した」

というニュースです。

私もどんな特許なのかを知りたくて、調べたところ、

特許番号5792881というのが該当する特許だと思います。

(興味のある方は、J-PlatPat(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage)

で検索できるのでご覧ください。)

女子生徒がこの装置を作ろうとした理由は、

スーパーを経営している祖父が空き缶を手で分別しているのを見て、

「おじいちゃんを楽にさせてやりたい。

何かいい方法はないだろうか?」と思い、

夏休みの自由研究で取り組んだのが

きっかけだったようです。

この特許の内容については非常にシンプルで、かつ

苦労しながら工夫していることがよくわかるのですが、

私がここで言いたいことは別にあります。

それは何かというと、

「常に周りの人や、状況をよく観察して

どうすればもっと楽になるか・もっと便利になるか」

を考えた結果が特許という形で実を結んだということです。

まさに、「顧客ニーズを形にし、知的財産に結び付けた」典型です。

活用できる知的財産を取得するための基本的考え方は

この「顧客ニーズを的確に把握し、その課題を解決する手段を

考え、形にする」ことに他なりません。

今回の特許も、これから実用化するためにはいろんな

課題を解決する必要があると思いますが、

将来、誰でも簡単に空き缶を分別し、リサイクルできるものが

できれば、エコ社会にマッチした製品が出来上がるかもしれません。

是非、実現してもらいたいものです。

「顧客ニーズを把握し、自らの強みを生かして開発を行い、

その成果を知的財産として活用する」仕組、とても重要であり、

知的財産活用の根本をなす神髄と言っても過言ではありません。

御社ではこのような仕組作りができていますか?

考えてみてください。