前回、本コラムにて、
「知的財産活用とブランディング」について、
「ブランディングとは、
○○と言えば××である」というお話をしました。
では、「ブランディング」ができるための要素とは一体何か?
ブランディングを行うためには、4つの条件が必要です。
今回は、その1つであり、最も重要なものについて
お話します。
何だと思いますか?
それは、「人」です。
ここでいう「人」とは、特に、中小企業の場合その経営者を指します。
ここ10年から20年で急成長している中小企業や個人において
共通している特徴の一つが、
「経営者のキャラクターが立っている」ということなのです。
私が出会った中小企業で、成功している経営者の方々は、
ある意味特異なキャラクターを持っています。
非常に勉強熱心で、製品の改良を積極的に行い、
特許を取得し活用している経営者、
白メガネ・襟の立ったジャケットにジーパンを着こなすコンサルタント、
大々的なテレビ宣伝で超有名な美容整形の院長・・・
中小企業の場合、その経営者そのものが「企業」を表すといっても
過言ではありません。
経営者自身が広告塔となり、一目で「あ、あの人か」と
顔と身なり、性格まで覚えてもらわないと、
会社のことも覚えてもらえないことは言うまでもありません。
あえて、自分の本来の性格とは違う「キャラクター」を
演じないといけないかもしれませんが、
自分、ひいては会社が世に認められるための必須条件は
「人=キャラクター」であることをよく理解すべきです。
あなたの会社は、経営者が広告塔になっていますか?