知財活性化提言~その25:活用できている知的資産とは何か?~

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大阪府の中小企業診断協会には、「知的資産経営研究会」という

研究会があり、私も所属しています。

今、その中で知的資産経営に関する論文を執筆するということで

10数名で執筆内容の検討と原稿作成を行っています。

知的財産は狭義の「知的資産」ですが、ここでいう知的資産とは

もっと概念の広い、「目に見えない資産全て」を指します。

しかし、「目に見えない資産全て」が果たして

経営に役立っているのか?はたまた全て

「見える」状態になっているのか?非常に難しい問題です。

ここでは、私なりに「活用できている知的資産とは何か」について

お話しようと思います。

全ての知的資産が本当に活用できているかどうかは、そう簡単には

わかりません。例えば、

その会社の業務工程をすべて洗い出し、

その工程で特徴となっていることを抽出し、「なぜそうなっているのか?」

「なぜ?」「なぜ?」を繰り返してその特徴を深堀します。

そうやってやっと見つけた知的資産は、それだけで成立しているわけではなく

他の知的資産とネットワークのように繋がることで、その会社が生み出す価値

(=顧客提供価値)にたどり着くのです。

ここでも、以前お話した「見える化」が非常に重要になってきます。

会社が顧客に提供しているのは、「商品」や「サービス」そのものではなく、

そこから生まれる「価値」であり、その「価値」はどんな知的資産が

どうやって活用されているかを見える化することで、はじめて

経営に活用できている知的資産が浮き彫りになるのです。

それに気付いている会社は、中小企業であっても自社の「強み」

「価値」がわかりますから、大企業と充分渡り合える

オンリーワン企業として成長することができるようになります。

その中で、特に知的財産が価値の創造に寄与していることがわかれば

それをさらに活用するために何をしていけばよいか(アクションプラン)も

見えてきます。ただ漫然と知的財産を取得しているだけの企業とは

一線を画すことができるようになるのです。

知的資産の深堀と見える化、顧客提供価値との連動、重要です。

あなたの会社は、どの知的資産が活用できているか把握していますか?